初級ライセンス講座 開催しました
8月3日(日)に大阪市福島区民センターを会場に、「墨アートプロジェクト初級ライセンス講座」を実施いたしました。受講生の方々は、墨を磨ることから始まり、墨の濃さを考え、墨と水と紙の特性に不思議さを感じながら、表現に没頭しておられました。また、白抜き剤「わんぱう」の使っての表現にも興味をもって取り組まれました。技法を活かし、いろいろと考えながら取り組まれていた自由作品の表現、そしてお互いの作品の鑑賞と、意義深い講座であったと感じています。なお、受講された方々には、NPO法人墨アートプロジェクトの活動におけるすべての技法を学ばれたという認定証「初級ライセンス認定証」をお送りしました。(公認指導講師 山本敏子)
〇傘模様、フリル模様、立体交差、水玉模様、「わんぱう」を使った白抜き技法、墨流しマーブリング技法、刷毛目模様、スタンピング、ちりめん模様などの技法を体験
〇技法を活かしての自由作品制作
〇自由作品の鑑賞及び墨アートを体験しての意見交換
受講者の方の感想より(一部)
☆ デザイン的な墨の使い方、水と紙との関係で、たくさんの墨の動きのバリエーションがつくれることに驚きと楽しさを感じました。重ねて描いた意外な反応、ろうけつ染めのような反応、童心に返りました。難しかったのは、墨の濃度です。学んだ技法でどんな情景を表現ができるかが、今後の課題であり、楽しみとなりました。
☆ 立体交差の技法で「虫かごと虫の例」から墨の特性の一つがよくわかったり、白抜き剤「わんぱう」の名前の由来の説明もあったり、大変興味深く表現できました。参考作品を提示し、丁寧にわかりやすく指導してくださったので、意欲的に取り組むことができました。鑑賞の時間があり、お互いの作品から学び合うことができました。
受講生の方の表現より



墨流しマーブリング技法

